R18 いじわる My Master デルタED1

以前にデルタED3のことを、従わないルートだって言ったけど・・・このルートはたしかに従うルートだけどなんだかんだで従っちゃぁいないな。終わりはすごくご都合主義だけど、まぁそれまでの流れが痛々しいだけにこういう終わりも許せる感じではあるね。あぁ、そーいえばニコ動でもマイマスのOPがうpされてたけど、エヴァンスたんはおのでぃにしてはちょっと稀なタイプっぽいね。古泉とは全然違う声って感想あったし。
以下ネタバレ。



















このルートでは、デルタはくるみを完全に自分の人形にしようとして抑圧したり酷いことをして壊そうとしていくんだけど・・・この過程がまた素晴らしく病んでる。壊して完全に心がなくなれば自分に対する感情も変わらなくなって、永遠に自分を愛し続けてくれて離れないと本気で思ってる。
デルタとエヴァンスたんがなんで一緒にいて、しかも性格正反対なのになぜか仲がいいのかが非常によくわかった。本質的にふたりは同じだったんだ。エヴァンスたんが家庭でまっとうな愛情を得られなくて病んだように、デルタも豪商の女系一家の中で必要とされなくて家族に監視されつつも放置されて病んだから、ふたりは似たもの同士だったんだね。それでデルタは家族の目のない自由な世界に行きたくて宇宙に飛びたくて科学をがむしゃらに研究するし、エヴァンスたんはそんな博士と一緒に魔法とは正反対の科学に関心を持つ、っていう。それを互いに知っているみたい。だからエヴァンスたんルートでデルタは「エヴァンスに魔法で命令聞くように仕向けられてはいないか?」みたいなこと聞いてきたし、エヴァンスたんも、デルタの本心を読みかねて悩んでいるくるみに「これから大変なことが起こる」って忠告したり気持ちを伝えたりしたのかも。
でもこのルートのテキストで、エヴァンスたんの忠告の後「最近エヴァンスと会うことが減った」みたいなことがあって、それをエヴァンスたんのバッドEDと重ねると・・・エヴァンスたんはきっとその頃、大好きなくるみを手に入れられなくて外の女を所有物にしようとして、手に入らなかったり気に入らないことがあったりしたらきっとあっさりと殺s・・・っておもうと泣けてくる。
エヴァンスたんのバッドEDの感想で、デルタはまともだって書いた気がするけど・・・全くもってまともじゃなかったwまぁシュガービーンズの基本が愛憎祭りだから、この調子だと全員残酷キャラなんだろうな。ただデルタの個人的にいいとおもうところは、人間年齢32歳ぐらいで大人キャラで頭はいいはずなのに“愛って何ですか?”状態なところだな。エヴァンスたんにしてもそうだけど、そういうキャラは非常に萌える。頭はいいはずなのに肝心なことがわかってないのって、萌える。前にも言ってた、未完成萌えってやつか。
このルートは、もうひとつのルートよりもその未完成っぷりが如実に表れていて、痛々しいから苦手なひとには苦手かもしれないけど、嗜好によってはすごく萌えるね。ついでにこのルートの前にエヴァンスたんのバッドEDプレイしてると、なんで庭に変な有害生物育ててるのかがそれとなくわかっちゃうからおすすめ。